小ネタ7 「華の都、恵栖二」

帰りがけオモロイネタを思いついたので、本来ならやらない事なのだが、家についてからネタを書いた。
これが今、私に出来る精一杯の大正モノです。


東京を中心とした新しい文化の波が訪れる恵栖二。
市電が開通し、砂埃の舞う道も煉瓦敷きへと姿を変えた。
夜には煌々と瓦斯の灯火が市街を照らす。
闇を退けて人は何処へ向かうのか?
ある晩、恵栖二の空に奇怪な物体が目撃される。
人魂、軍の新型兵器、集団幻覚などと様々な噂の立てられるそれを、調べるために古馴染みの一行が集った。
有閑貴族、書生、退役軍人、新聞記者が各々持ち前の知恵と勇気にお金を振り絞って真相に迫る。
そして、恵栖二郊外の箔鱈山中で、着陸した飛行物体を発見する一行。
世紀の発見を喜ぶ暇もあらず、謎の武装集団に捕らえられてしまう。
そして飛行物体の中へ案内される一行。


そこで皆が見たものは……家畜小屋だった!!


一行を前に滔々と語りだす謎の男。
アメノトリフネと呼ばれるこの飛行物体は、生物の肉体から生み出される神秘の力、オルゴンエネルギーで動いているのだ。
彼らは舟を動かすのに最適な生命体である、牛を養いながら、火星制覇を目指している!
火星へ辿り着くだけで6,700頭の牛を消費し、戻ってくるのに同等の牛が必要なのだ。
彼らは一旦火星へ至ってからそこへ牧場を作り、牛を増やしてから容易に地球と火星を往復できるようにするつもりだという。
そして、秘密を知ってしまったPC達は火星へと連れて行かれ牛の牧畜をさせられる事に。


地球の重力を離れ、一路火星へと向かう舟。
無事火星へと辿り着いた一行だが、そこで鼠頭部状の巨大蛸である火星土民の禁域を犯してしまう。
度重なる火星土民の襲撃。
ついには最後の種牛が殺されてしまう。
このまま一行は火星の藻屑と消えるのか!

待て、次回!!

表題と内容は全然関係ありません。
大正な箇所

  • 敵は変態七番長
  • 火星土民は暗黒拳法を使う
  • 「愛などと戯言を!」仇役は孤高だ!

大正ってこんな感じダヨネ?