信仰を試される瞬間

よく聞く話だが、人生ってやつはどうにも上手く廻らない時期があるらしい。
私の30年ほどの人生では上手く廻ったためしが逆に無いが。
その中でも結構きつめのやつに今日であったような気がする。
他人にしてみればどうというものでは無いだろう。
典型的日本人というやつはだいたい信仰を持っていないしな。
私も元々信心深い方ではないが……。
いや、信仰を変えたところで、元々確かなものなんて無かったんだ。
ならこのまま変えてしまえばいいのではないか。
ただ、過ぎ去りし日を、居なくなって行った同胞兄弟達の事を思えばゆき場の無い寂寥感に囚われる。
師や諸先輩方は今頃どこの空の下に居るのか?
かつて友と、己の有り方を問いあったあの日が懐かしい。
諸行無常