思いついたネタ

シャム双生児のレイス

 十代後半まで生きる事が出来たが、結局片方が衰弱して死亡。もう片方は余剰部分を切除してなんとか生き残る。死んだ方がレイスになってから初めて自由を得た。一時は喜び、遺された兄弟を不憫に思いはしたものの、シャドウが生きているはずの兄弟だと名乗り、「俺たちの身体を誰かが奪いやがった」と吹き込む。遺された兄弟の行く末を見守るレイス。生き延びたと雖もそう簡単に普通の生活を送れる訳もなく、病院生活を強いられる兄弟。時に苦しむその姿を見て、シャドウの言葉に疑念を抱きつつもただ見ているだけだった。
 やがて、数ヶ月が過ぎ医者も目を見張るほどの回復を見せる兄弟。彼の眼前には、以前は考えられないような世界が広がっていた。昔日に諦めたはずの可能性が。
 彼の兄弟には未来がある。何故自分はこのような暗い場所にいなければならないのか?何故自分は切り捨てられねばならなかったのか?本当はあそこにいるのは自分であるべきではないのか?
 懊悩する彼に再度囁きかけるシャドウ。「取り戻しに行こうぜ、俺たちの身体をさ」

などと妄想してたんですが、こりゃ悪霊ですやん。上手くやらんとだめだろうなぁ。まあネタだけー。