PC1

俺はポエマー、陽気なポエマー、うららかな春の陽が射す公園で、今日も詩作に勤しむぜー
何時如何なる時でも詩想が降りて来られるように、俗世を離れて俺はこの公園で寝泊りするのさ
ブルーシートで作られたちっちゃいながらも鉄の城、俺はこの2畳ばかりの夢空間から詩作で世界を狙うのさー
日々の移ろいに眼を向け、風のざわめきを肌に感じ、足元の鍋で羽を毟られた鳩が煮られるメロディーに身を委ねる
俺は何モノにも縛られない自由人、西部の荒野を流離う素浪人!
ここには世界が凝縮されているんだ!
負け組だと?!真実を知らない愚者どもめ!今に見ていろ、俺の詩*1を聞いて咽び鳴きながら懺悔しやがれ!
ホームレスだと?!ホームは無いがホープはあるのさ!今に見ていろ、俺の詩*2を聞いてひどい下痢になって1週間トイレに篭って腹の中の悪いモノみんな出しちまえ!征露丸だって効きやしねえさ!
クソの役にもたたねえゴミ詩人だと?!ゲイジツを解する事もできねえド腐れ脳みそ野郎どもが!今に見ていろ、俺の詩*3を聞いて糞ッタレ前頭葉切除されて自由意志の欠片もねぇロボット人間にでもなっちまえ!感情抑制剤食ってろ!!
(「おーい、チョイ。近くの寺で炊き出しやるそうだぞ、訳わからねえ事ブヒブヒ言ってねえでお前もいかねえか?」)
おおっと、待った玄さんそいつぁ俺の食い物だ!手を出してもらっちゃ困るな。炊き出しは渡さねえぜ!

*1:“うた”と読んでください

*2:“うた”と読んでください

*3:“うた”と読んでください