あんだーざろーず 案1

>表層すぎやしませんか
いや仰るとおりで。

4男にはまだ希望がありましたな。

読んだ事の無い人向けに簡単に説明すると、最初のエピソードは母親の入滅の原因を追う少年の話だったのですが、真実に至った少年が、ガンジスの流れに半ば身を沈め横たわるメイドの躯を前にこの世の無情を感得し、一転法心を起こし一切衆生と救世の大願を抱いて出家への道を辿るところは来世への希望を感じさせるものでした。故事にある、自らの頭部を砕いて貧しき人々の命を救った仏弟子の話を引き合いに出し、「餡包男に俺はなる!」と決意したシーンなどは涙なくしては語れませんね。今後も兜卒天での修行をがんばって欲しいものです。
その後で再登場した時に、家庭教師の出自がクシャトリヤ以上じゃないと知るや「どけ、ヴァイシャが!*1」と吐き捨てるさまはこいつ何も変わってねーなと思わせるおステキっぷりでしたが。


まぁ冗談はおいといて。
正直な話、歪みが正されて幸せな人間関係が構築された時は、このお話が物語としての終わりを迎える時だと思いますが。
家庭教師のエピソードは現段階(単行本4巻まで)で救いがあるようには見えないし。母親の状況が改善されるかもだが、あれはどう見ても次男を孤立させるための展開でしょ。持ち上げといて落とす、くらいはありそうだしね。その後どうなるかはわかりません。次男がそのままとは思えないけど、そこに救いがあるはずだと思うのはそれこそ希望的観測だし。いや、救いが無かったらやっぱ話的に終わってるとは思いますけどね。
しかし、私も単行本4巻を一回通して読んだだけなんでとても読めてるとは言えんわなー。


と、色々書いてみたもののやっぱり細かく書くのはめんどくさすぎる。
普段感想等は脊髄反射で書いてるんで。
表層しか見て無いと思われてもいいですよ。
実際、本や漫画を読む時はなるべく考えないように読んでるしなー。

*1:誤解されても困るので一応フォローしておくが「売女が!」ではない。関係ないけど金色夜叉読んでみたいと前から思ってたのを今思い出した