再会

昨日書けばよかったのだがね。
健康診断を終え、早めに帰ることができたので田園都市線南武線の乗換駅溝の口に久しぶりに寄る事に。
んで昔よく行っていた本屋によって立ち読みをしてからメシを喰いに行きました。
そこも昔は毎日のように通った店だったのだけど、溝の口を経由しなくなってからはもう随分行ってなかった。
カウンターに座り、半チャーハンセットを食べていたら……。
一つはなれた隣に他の客が座った。
「マーボーセットください」
何か聞いた事のある声だと思いそっちを見てみる。
どこかで見た記憶のある少し肥満した肉体と、後頭部だった。
向こうはちょうど反対側を見ていて、こちらには気づいていない。
知り合いだという事は認識できたので彼がこちらを向くまでに急いで記憶の糸を辿る。
そしてかれが向き直った時に、なんとかそれらしい名前を思い出す事ができた。
4年半ぶりだろうか?
以前派遣で出ていた職場のリーダーだった人だ。
適当に近況を聞く。
昔はその人もこの近くに住んで居たのだが、何年か前に引っ越して、この店に来るのは一月に一度くらいらしい。
偶然というのはあるものだな、と思った。
旧交を温めるひまもなく、当時一緒に仕事をしていたほかの人の話を聞いたら店を出た。
向こうは物足りなそうな顔をしていたが、一緒に飲むほどの付き合いでも無かった。
縁があればまた合うだろう。

まあ、運命ってやつはだいたい予想外の方向からくるから。
予想が出来る事は大概外れるんだ。
だから面白いのかな?