JGC ワールド・オブ・ダークネス トークショー報告
表題の件について報告します。
私の記憶にのみ基づいての記述なので間違いや誤解が混ざっているかもしれませんがなるべく聞いた事を伝えられたなら、と思います。
まずは順を追って
テーブルについた二人の男。向かって左が細身で短髪、短い髭に眼鏡をかけている。右は太めで赤ら顔、髪はくせッ毛でもじゃもじゃの髭を蓄えておりこれまた眼鏡をみにつけ、その眼鏡には紐*1がついていた。左の男性が徳岡氏であり、右は(これは推測だが)新紀元社だかアークライトだかの人間だと思われる。名札は小さすぎて名称は確認できなかった。
会場には10個ずつ椅子が4列並べられて、最大40人は座れるようになっていたのだが、結局その椅子が全て埋まることは無く、最大事でも20人を越える事は無かった。私は三列目真ん中にら辺に陣取り、トークショーに臨んだ。斜め右前の席についていた、人とオオカミの顔半分半分という奇妙な意匠のTシャツを身に着けていた男性が、空いた席にテレコを置いていてショーを録音しているのが印象的だった*2。
ショーは、Role&Roll13号に掲載されたリプレイについての話題から始まり(当初は普通のホラーにする予定だったらしい)、雑談も交えつつ(アンドリュー・グリンバーグから端を発する伝統的に難解な英語についての愚痴なども含め)、ルール面については徳岡氏が語り、また海外での現状や契約、今後の展開などについてはもう一人の男性が話した。雰囲気は穏やかですらあり、聴衆は静かなものであった。一通り話が終わった後で2,3の質問に回答してショーは閉幕となった。
内容はだいたい以下のような話題の塊りずつだったかと。雑談の部分は割愛させていただく。つかよく覚えてないので。あと見ればわかるが昨日ここに書いたのと同じ“Do It Yourself”が再三再四引き合いに出され、これがもっとも重要なお題目であるかの如くである。
- ストーリーテリングについて
- ストーリーテリングというのは、(旧版で述べられていた事だが)物語とルールとが相互に矛盾を来たした際に、物語を優先させるシステムの事である
- よって、何か再現したい事や実現したい事があり、それがルールとかみ合わなければルールを直し、データが足りなければ自作せねばならない
- 何ができるか、と言われれば、大体の事はできるので何がやりたいかの方が重要である、と
- コアルールについて
- V:tMとV:tRについて
- サプリ6号にて主張されているのとほぼ同じ内容
- 名を言うに憚る例の設定は、公式からも無かった事になった。よって翻訳にも無いです。突っ込まないように*4
- 誌面上でのサポートについて
- Role&Roll誌上にて、ホワイトウルフより許可をもらった日本オリジナル設定が掲載される。文章は小林正親。翻訳については引き続き徳岡氏が行う
- オリジナル設定以外の記事は、未訳サプリの抜粋や抄訳、ヴァンパイア用シナリオなどを予定
- 今後の展開について
- ヴァンパイア:ザ・レクイエムは秋発売である。秋というのは暖かければ晩秋という事で12月も含めると(冗談交じりで言っていたが)
- コアのサプリ(現在3本?)とレクイエムのサプリ(現在7本?)を両方とも少しずつ翻訳していく
- ワーウルフやメイジなど他のシステムについては最短でも二年後以降
だいたいこんなものか?↑の文章だけ書くと硬い、突き放したような感じのする点もあるが、壇上の二人は始終笑みを絶やさず、にこやかに語っていた。その語り口には好感すら得られそうな感じがした。内容はどうあれ。
以上
自分は記憶力が無く、またメモも取っていなかったので誤っている部分もあるやもしれん。後で猫裂さんに確認してみます。
補足
補足(2005/08/28)