国土交通相の飼い犬

先日末弟にあったら、昔隣の家に住んでいた某党の国会議員の人が今は大臣になっているらしい。
まぁ私はほとんどその人の事を知らないので、そこで飼っていた犬について書く。
今から十数年前の話なので、その犬が今でも生きているかわからないんだけどね。
ことの起こりは……。
うちの三番目が悪い。
何がかというと、だ。
ある日私が高校から帰って庭を見ると見た事のない雑種の子犬が居た。
「なんじゃこりゃ?」と思ったさ。
犬を飼っていたから、そんな家に子犬が紛れ込むわけがない。
うちの犬は雌だったけど妊娠してた気配もない。
弟がいたので聞いてみたところ、家で既に犬を飼っていたにも関わらず、どっかで見かけた子犬を拾ってきやがったのだ。
仕方ないので、遊ぶ。
まだ子供だからだろう、うちの飼い犬に懐いたその子犬の事を、我々兄弟は当時読んでいた某漫画からとった名前をつけて呼んだ。
当時隣家の長男が末弟と同い年でクラスこそ違えど同じ学校に通っていた。
そこでどういうやり取りがあったのかは知らないが、その犬は隣にもらわれて行った。
子犬は隣家の主人(件の大臣だ)になつき、というか子供はあんまり世話しなかったみたいでお隣のご主人が休日によく犬と戯れているのが見えた。
ただ

ただし、犬の名前は当初うちの弟たちが名づけた名前がそのまま定着してしまった。
お隣の主人はそれがあまり好ましくなかったようだが、結局その名前で呼び続けた。


その名をイギーという。