オンラインソロセッション用事前予告えすにん向け

以下に示すシナリオ案に沿って自分がプレイしたいようなキャラクターの案を固めておいてもらいます。
キャラ作成方法はirc偶然鉢合わせた時、かつ、気が向いたら伝えます。


Aマホというのは特殊なシステムでSD(セッションデザイナー。他所のシステムで言うGM相当)はシナリオの誘導を行ってはならない事になっている。
ただ一点を除いて。
Aマホのセッションでは一番最初に、まずSDが「シナリオの目的」を提示する。
これこそが唯一許されたシナリオの誘導である。
各参加者はこの目的を達成すべく活動を開始すると。
今回使用するA-DIC(シナリオを行う上でのキャラクタータイプのようなものだと思って欲しい。一般人、ウォードレス(戦闘もの)、ファンタジーなどがあってSDが指定した種類のテンプレートを使用してキャラクターを作成)は一般人。
普通であれば、大体汎用的な(ようするに凡百の)一般人を作ってもらい、その後にシナリオの目的を提示するんですが今回はその順序を逆にする。
目的に添ったキャラクターを作成してもらって構わない(何の特徴も無いキャラクターだと今回の目的を達成するのは難しいと思われるので)。
勿論その際、基本的なキャラクター作成ルールにはのっとってもらうが。
さて今回のレギュレーションは以下のようになっている。

  1. 目的:大金を稼ぐ
    • A-DICは一般人を使用
    • 公式設定である無名世界観は使わない
    • PCは何らかの理由で大金を必要としている。期限はせまっており一刻の猶予も無い。理由については個人で決める
    • 現時点で金(あるいは金目のもの)を有しているという設定は不許可。ただし「資産家の親戚が居る」というような設定は可

「何でもできるは何にもできない」になってしまうと困るので以下に幾つかの例を示そう。そのまま使ってもよい。

    • 頭脳派のPCを作成し、株の売買や市場介入等で目的を達成する(まず初期資本を入手しないと難しいだろう)
    • 社会派のPCを作成し、詐欺行為で目的を達成する
    • 美形のPCを作成し、金持ちのマダムをだまくらかすor結婚詐欺で目的を達成する
    • 肉体派のPCを作成し、銃器あるいは刀剣類を入手して銀行強盗を行う
    • 身軽なPCを作成し、こまめにひったくりをして目的を達成する
    • 誘拐やハイジャック・バスジャックなどの手段で身代金をせしめる
    • 借金してる元のヤクザを皆殺しあるいは借金の証文を盗み出して借金自体を無くす
    • 資産家の親戚を殺して遺産をせしめる
    • 海外に高飛びする、夜逃げする
    • 病気の家族がいて手術に大金が必要なのだが、その家族を殺す(見捨てる)

などなど想像次第でいくらでも考えられると思う。
これらの例を見てもらえばわかるだろうが、用意されるのは目的だけであり、細かい設定、目的達成のための方法は全てプレイヤーが決めてよい。
SDが決めてない設定はプレイヤーが決めてよい、というルールがAマホにはあるのだ(SDの許可する範囲内ではあるが)。
最後の方を見れば判るだろうがその目的すらも、前提を変換して他の目的にすりかえる事が可能である。
与えられた目的に邁進すべく、プレイヤーが状況を肉付けし、手段を選んで達成するのだ。
そして指定された全体の難易度を少しずつ削っていく。
物事は段階を踏んで進めて行くと言う事だ。

具体的に言うと、全体の難易度が100だった場合
シングルアクションの短絡的なものだとこうだろう。

    • 事前準備無しで金属バット片手に銀行に乗り込む:難易度100

きちんと準備をし段階を踏んでいくとこうなる。

    1. ナイフを探し:難易度5
    2. 銃砲店を襲って銃を入手し:難易度15
    3. 逃走経路を用意しておいて:難易度10
    4. 集金日に銀行を襲う(銀行の集金車を襲うとかでもよいわな):難易度30
    5. 逃走経路に従って逃げる:40

各段階で全体の難易度を分けて判定するので、行動を細かく刻んで行った方が当然成功しやすいわけだ。
ただし、ターン数の許す限りでの事だが。時間があるならもっと細かく刻んでもいいだろう。

各行動で難易度を決定するのはSDの役目である。
プレイヤーがあまりにも安易な行動を選択した場合は非常に高い難易度を設定したり却下するだろう。

    1. どっかで大金を拾わないか道を歩きながら探す:難易度1000
    2. たまたま超資産家の親戚が死んで遺産が転がり込む:却下。それは行動ではなく願望である

逆に低い数値を設定される場合もある。その場合は、難易度は全て削りきらないといけないので、行動達成するも目標まで未だ途上、という事になる。

    1. 金持ちのマダムにおねだりする:難易度10(そのマダムは必要金額の10分の1しか持っていなかったのだろう)
    2. ひったくりをする:難易度5(この調子だと20回は引ったくりをしないといけない)


上に少しだけ出た「前提変換」や、他にも「行動の統合」など様々な手段があるのだが、そこは難しいのでまた今度説明します。

少しは雰囲気を掴んでもらえた事かと思います。
本当は目的だけじゃなくて、難易度とターン数を示さないといけないんだけどそこは割愛。
まぁ初回なので甘めにする予定ではあります。
事前にWebリブログとかを読んでもらうとさらにわかるでしょう。
まぁえすにんの夢幻の化膿性に期待。